お見合いを取り
詩琳美容仕切ってくれたのは、大河原家からの古くからの知人
自動車会社の会長、ニコル・ハイド氏。
「こんにちは、マイケル・ハドソンです。」
「あっ、大河原滋です。」素敵・・・。なんてカッコイイの。
「今日は若いお二人で好きなようにお過ごしください。
そうした方がお互いを早く理解できるでしょう?」
「では、滋さんミュージカルでも観ませんか?」
「はい。お任せします。」
マイケルは女性の扱いも慣れていて、その上会話も飽きさせない。
滋が興味を示す事は、それに合わせてくれる優しさもあるのだ。
滋は一目でマイケルを好きになり結婚を前提に付き合う事になった。
その翌日。
桜子の見合いの日。
「こちらが、綾小路貴之さんです。そしてこちらが三条桜子さんです。」
「初めまして桜子さん。こんなに可愛い方がお見合い相手で嬉しいです。」
「まあ、ありがとうございます。」
うわ~この人凄い美形。それに背も高くて・・・。F4にも負けてないわ。
「今日はこの後、お二人でデートでもされてくださいね。」
「はい、ありがとうございます。桜子さんドライブに付き合って頂けますか?」
「はい喜んで。」
貴之の乗ってる車は日本に5台しかないという、最高の高級スポーツカー。
スマートな身のこなしそして、桜子を完璧にエスコートする貴之は
桜子の理想
詩琳 好唔好の相手だったのだ。この人の子供ならきっと可愛い子供を産めるわ。
桜子もこの綾小路貴之と結婚を前提に付き合う事になった。
この二人の見合いの話を聞いた、あきらと総二郎そして司。
結局誰が仕組んだかは分からないが、理想に合う男性と巡り合えて
滋も桜子も喜んでいる以上は何も言えなくなった。
そして・・・あきらの見合いの日が来た。
「こちらが美作あきらさんです。そしてこちらが一条由香里さん
お二人ともとてもお似合いですわ。お若いお二人でお庭でもお散歩
なさったらいいわ。」
「由香里さん、そうしましょうか?」
「はい。」
「由香里さんのご趣味は?」
「私カクテルとかワインが好きなんです。色とか香りとか味・・・。
綺麗なカクテルって宝石みたいでしょう?」
「へえ?カクテルなら俺作るの得意ですよ。」
「えっ?」
「仲間内ではいつも作らされてますから、今度是非ご馳走しますよ。」
「でしたら、今日がいいですわ?あきらさんのお時間が宜しければ・・・。」
「分かりました。行きつけのバーに行きましょう。まだ少し早いので
ドライブでも如何ですか?」
「まあ嬉しいですわ、是非連れて行ってください。」
こうしてあきらも、一条財閥の娘との縁談が上手く行った。
ドライブの後に食事してその後あきらの作るカクテルが
宝石みたいに綺麗で美味しいと誉めるので、あきらも悪い気はしない。
ロングヘアーでスタイルも良く美人。